結構前ですけど、機械式時計でバイクに乗っても良いのか?という記事を書きました。
その前から機械式でバイクによく乗っていたため「別に問題ない」と書きましたが・・・
今回はバイクに乗ることで実際どれくらいずれるのか?を調べます。
ちょうど一泊二日の往復600kmにツーリングに行ってきたため、日本標準時間と比べてみました。
・時計 セイコー5 SNK803K2 購入から1年使用
・バイク ネイキッド型 空冷4発
・気温 19℃~28℃
・走行道路 普通、高速含めた砂利道以外の道路
・時差比較 スマホアプリの標準時間を時計と同タイミングで比較
条件としては上記の通り。
SNK803K2は所謂逆輸入セイコー5、ミリタリーチックな文字盤デザインと、NATOバンドっぽいストラップが特徴的な時計。
海外では”AVIATOR”のペットネームで呼ばれているようです。
飛行機乗りが着けていた文字盤イメージですね。
ちなみに・・・
日本製セイコー5にも似たデザインはありますが、インデックスが別体だったりムーブメントが4R36だったり
そちらのほうが凝っている印象です。
SNK803K2で使用されているのは安心と信頼の7S26C、公式の精度は-20秒~+40秒なのでこの範囲から外れた場合「ズレた」と認識します。
まずは初日、比較的路面が安定している国道や高速道路をメインとした工程後、計測。
大体+30秒になりました。
進みが大きい気もしますが、トルクが安定するよう全巻きに近い状態だったため、進みが大きくても納得できます。
ただ二日目も同じような進みになると単純計算で+60秒になってしまい保証精度からはみ出すことに・・・
どうなっちゃうのセイコー5。
二日目、ストップアンドゴーの多い都市部から、少々荒れた路面を含めた山道へ。
振動が多くなるため条件として厳しいですが・・・?
+13秒と大変優秀な数値になりました。
携行精度としては申し分ない結果となり、満足しています。
もちろん、人によって姿勢差や動き方は違うため結果は変わるかもしれませんが
乗車中に発生する振動は苛酷に違いありません、その中でこのような精度なら十分に
「バイク乗っていてもズレない」
と言えるでしょう。
極論いえば、バイクに乗ってる時に時間は気にするな、感じろ。
で終わる。
一分ずれててもいいんですよ大体で(暴論)
世間的にロービートと言われる21600振動マシンでしたが、さらにロービートな18000振動マシンだとどうなるか・・・
ちょっとやってみたいですね。
最後に。
今回はバイクに乗ってもほぼズレない!は分かりましたが、機械の摩耗はわかりません。
普段の生活では考えられない振動が常にかかっているため負荷は高いはずです。
やはり時計のことを労わるのなら着けないほうが賢明なのかなと。
現行製品かつセイコー5なら部品が豊富なため、壊れたら直せばいいです、廃盤だとそうはいきませんからね。
何度も言いますが、時計で一番だめなのは振動じゃなくて衝撃です。
セーフティライドを心がけましょう~。
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