超硬ケースで有名なシチズンV2?を保護しました。
ずっしりと重さを感じる、頑丈そうなケース。
人を殴っても壊れなさそう、ラグもケース表面に出ないタイプですのであまりにも「丸」素晴らしい。
海外ではUFOケースと呼ばれているみたいです、他の時計では表現できませんね。
傷とくすみで漬物石みたい。
外装ポリッシュとムーブのオイルアップをやっていきます。
この前触ったオリエントハイエースと違い、無垢材と防水機構で状態が良い。
年代的にも湿気が入りそうですが、形跡がなく使用状況が良かったのでしょう。
デイデイト機構なので部品数は多いです。
曜日車にテンションをかける部品が飛んでいきやすいので気を付けます。
羽目殺しのギアや、樹脂製の日送りギアがこの先考えると恐ろしい部分でして
新品の部品なんかあるわけないので、壊れないように祈りながら使いましょうかね。
カレンダー送り機構が面白いです、キチ車とツヅミ車の間にもう一つギアが挟まり
一段引きでテンションのかかった揺動レバーがかみ合い、カレンダーを動かします。
揺動レバーで悪名高いセイコー56系のように壊れたって話はあまり聞かないので頑丈なんでしょうか。
なんのせ日付切り替え禁止帯は守って使うようにしてほしいものです。
こういった年代物を触ると、現行ムーブメントの洗練された機構が素晴らしく感じます。
樹脂パーツを多用したのはあまり好きじゃないんですけどね笑
切替車的自動巻き機構
どれだけキレイっていっても、自動巻きはいつでも動いてるので汚れが目立ちますね。
ルーペで見ても欠けなどなく、動作も問題ありませんでした、洗浄注油で再利用します。
シチズン系は角穴車が逆ねじになってるの多いんで気をつけてましょう。
香箱でねじの救出なんてやりたくないですからね・・・。
ケースは固いだけあって傷取りは大変でしたが、きれいになっていく姿を見れるのが作業者の特権です。
自分のきったねぇ顔が映るまで磨き上げます。
風防サイドはヘアライン入れてても面白いかな?と思いましたが、やっぱり元の姿がいいだろうと後々鏡面に仕上げてます。
うーん、ここまで磨くと風防の傷が気になりますね・・・
ガラスがいいでしょうけど、取り合えすメガネのレンズを削って仮採用しました。
透明感復活!!!
筋骨隆々の中に流れるセクシーラインを見いだせ!!!
あっ
でもメガネレンズだと人殴ったときに壊れちゃいますね。
おわり。
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