Орион(キリル文字でORION)つまり星?
正直謎の時計です。
ロシア時計で有名どころといえば、ボストークやPOLJOT
ほかにもたくさんありますが、オリオンは特に情報が少ない気がします。
海外のサイトではマニュファクチュールって書いてあるのに自社製ムーブメントの情報がないし。。。?
1999年に安価な時計製造ブランドとして製造を開始したとかなんとか。
ツインバレル!!!
びっくりしました。
ソ連時計は昔ながらのシンプルなもののイメージだったので凝ったものを見ると目が真ん丸になります。
まぁツインバレル以外の、切りっぱなしみたいなブリッジとか、表面そのままで謎の指紋がついてたりとか。
めちゃくちゃソ連ムーブメントのそれ。
いいんです、特に指紋は生産者が手作業で作ったという信頼の証なので・・・
楽しいですね。
ツインバレルの分ギアは多いですが
歯車の構成は基本的な三針タイプです。
グリスと鉄粉が固まったものが汚い
秒針がぐらついてるなぁ~と思ってたら四番車が曲がっていました(´;ω;`)
焼き入れが甘いのか、割とぐにゃぐにゃw
新品パーツなんて手に入るわけもなく、折れないように修正してます。
組んで動けばいいんだよ!!!!
見慣れたテンプ受けの高さ調整シム。
この子たちのせいで国産ムーブメントを組むときに
「あれ…シムは…?」
ってなる体に改造されてしまいました、責任取ってください。
スムーステンプに一般的な平ひげ。
特に歪みもなく、脱脂してそのままくみ上げました。
ダイアショックみたいな耐震装置は過去にぶっ飛ばしてトラウマになってますけど、今回はうまくいった(‘(‘ω’)
ところで、やっぱりムーブメントが気になってしまい、似たようなムーブメントがないか調べたんですね。
そしたら・・・
あっこれだ!!!!!
まさかのスラバ製Cal.2414。
19,21石、18000振動の三針ムーブです。
パワーリザーブはなんと47時間、二日間も持ちますよコレ。
ロシア時計は大体1日半で止まりますからね。
すごい。
いやわかりません、コピーやOEMもありますからね。。。
テンプの色や地金の仕上げもちょっと違いますし。
結論にはいたらず。
そういやスラバの時計持ってないなぁ・・・
オリオンとスラバ両もちでOK?
4番車の曲がり以外故障もなくくみ上げました。
最初からついてためっちゃ厚いガラスがスマートでないので薄型のレンズを加工して取り付けます。
はい、ブルーライトカットコーティング付きです。
反射がキラキラしすぎて超チープに見えますが、それでも許せるのがロシア時計のいいところ。
日差も普段使いで問題なし、すべての不満はロシアの大地にような広い心で見守りましょう。
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