友人の家からRADOのPurple HorseとSEIKO Sportsmanが出てきました。
どちらもダメージが大きそうですけど、パープルホースのほうは動きそうな気配がするので早速あけてみます。
裏ブタを外せばムーブメントがこんにちわ。
金メッキが大変美しいですね、ローターのデザインも良いのでシースルーバックがあったらほしい。
デイデイトモデルなのでムーブメントは恐らくETA2789です。
ETAポンとか煽られても修理の幅が広いし互換性もあるのでありがたい話じゃない???
早速リューズを抜こうとしますがオシドリが以上に固い!!!
汗か水が入って固着しかけてました、ここは556で解決。
金ケースに金の歯車、ルビーの組み合わせがかっこええ~。
耐衝撃装置は有名なインカブロック。
この方式、ショックバネがどこかに飛んでいかないので好きなんです。
ツヅミ車に乗っかっているパーツが見えるでしょうか?
キチ車とツヅミが動くと連動してテンプを抑える役割です。
オシドリ周りが若干腐食しているので折らないように、慎重に外していきます。
表面、曜日盤は乗っかっているだけなのでSEIKOみたいにCリングをぶっ飛ばすこともありません笑
裏抑えのマイナスねじが腐食でねじ切れそう、ここは本業よりも集中して外しました。
そこ外せばカレンダーリングを外すことができます。
中途半端に組んでからの写真ですが、組みあがって巻き芯をぶち込むとカンヌキ外れが頻発しました。
個体差なのか摩耗なのかはわかりませんが、ある程度輪列組んだらケースへ入れて、巻き芯を固定してから
香箱周りを組んだほうが、この個体は確実でしたね。
ケースのほうは腐食というか、焼けがひどくてこれは取り除きたい。
超音波洗浄機と磨きを繰り返します。
焼けは多いものの、深い傷はなかったので細かいヤスリで済みそうね。
ただ金メッキの厚みが不明なので大きい番手は控え、1000番からスタート。
風防も昔ながらのプラスチック、ここも深い傷はないので磨きできれいにします。
プラ風防は1000番→2000番→プラスチックコンパウンドで驚くほどきれいになりますので、ぜひやってみてね。
なぜか自動巻き軸とローターが分離していたので再圧入。
これは本当に謎です、大きな衝撃で外れたとしたら恐怖ですが、特にそうもなさそう・・・謎。
全体的に荒く磨いてこんな感じになりました、金が美しいー!
風防は残念ながら内部まで亀裂が入っていたため角度を変えると写真の通り縞々が見え隠れ。
正面から見たらあまり気にならないので堪忍して…。
あ、メッキも薄くなさそうなので再度ばらしてガッツリ磨こうと思います。
使用オイルはSEIKOのAo-02a、Ao-03a、S-2。
メービスはあこがれありますけど、ちょっと高いし汎用が利くのはセイコーと判断しました。
さて日差を追い込みましょう~。
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