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2022年9月9日

流行?の大きなメガネ

大きなメガネをかける女優さんやインフルエンサーの影響で大きなメガネが結構出ます。

個人的にも大きなメガネは大好きで、可愛いと思っているので大いに結構なのですが。。。問題点があるとすると

PDとFPDの関係性になります。

PDとは瞳孔間距離、黒目と黒目の距離のことです。

人によってバラバラなので、測定の際は一番最初に計測する項目です。

 

FPDとはフレーム間距離、レンズの幅と、鼻幅を足した数字になります。

メガネの内側に数字が書いてあるのを見たことはありませんか?ソレです。

 

細かいことは省きますが、基本的にPDとFPDの数値が近いほど黒目がレンズの真ん中に近くなります。

PD≦FPDだと、黒目が内側に寄る。

逆にPD≧FPDだと黒目が外側に離れます。

 

 

ここまでぴったり合うフレームと黒目の関係も中々ないのですが、理想形としては上記のイラストになります。

実際は顔の形でぴったり過ぎるとフレームが小さいということもあるのであくまでイメージ。

 

PD64mmで、FPDが64mm

黒目がレンズの中心にいます。

レンズを通せばどこを見ても良いというわけではなく、レンズにも光学中心という目を通すべき中心がありますので、しっかりと合わせる必要がでてきます。

 

 

冒頭に書いた大きなフレームになるとこういった関係。

PDが64mmでFPDは72mmなので、6mm分大きいですね。

レンズの中心は黒目に合わせるので、合計6mm分余計にレンズがある状態です。

まぁ、ぶっちゃけ6mmは許容範囲だと思います。

 

これが10mmとかになると、黒目から外側に度の入った要らないレンズがある状態なので

人によっては、度は合っているのにきつく感じたり、プリズムのせいでくらくらしたり。

またお顔の輪郭が変わり、せっかくの見た目が・・・

マイナスの強度数になると、レンズの厚みも爆発的に増えるので良いことは基本的にありません。

 

初装用でもないのに、大きなメガネにしてから疲れるという方を見ました。

レンズの端部分を隠すと目が楽に感じるとの事なので、上記内容をしっかりご説明させていただき、PDに近いフレームへの乗り換えになりました。

大きい眼鏡は可愛いですが、人によっては合わないかもしれません。

度数、お顔の形など総合的に判断し、出来るだけご要望に近いフレームをご提供できたらなと考えております。